台湾人と日本人の転職についての率と考え方の違い

台湾人は日本人よりもさらに転職率が高くなっている傾向が見られます。

台湾にも日本の人材紹介サービス会社、就職や転職の支援サービス会社と同じようなものがあるのですが、どんどんそういったサービスを利用して次から次へと職を変えている方も珍しくありません。

大体、長くて三年から四年、そして短いと一ヶ月程度の転職を繰り返しているような方もいらっしゃるほどです。

もちろん、転職をすること自体が悪いことではないのですが、あまりにも短い時間で何度も何度も転職をしているのであれば、新たに採用しようと思ってもまたすぐに辞められてしまうのでは…?という印象を与えてしまうでしょう。

今まで海外で仕事をした経験がなく、初めて台湾にて仕事をしようと思われている方も、採用に関しては特に日本での経歴が重要視されますからあまりにも頻繁に職を変えている方は履歴書の書き方などにも注意が必要です。

日本人が日本国内で仕事を探すのも大変な時代ではありますが、台湾での仕事を探すとなれば、もっと求人情報の数も少ないですし狭き門になっていると言えるでしょう。

ですから、きちんと長く続けられるような自分に合っている内容の仕事、さらにはお給料や待遇面なども納得できるような仕事を探すようにしましょう。

せっかく台湾での仕事が決まって渡航したけれども、気に入らなくてやっぱりすぐに辞めてしまった、ということでは非常にもったいないのです。

日本人ビジネスマンも知っておきたい好調な台湾経済の経緯

台湾の経済は国家資本と外貨投資により形成された資本主義経済システムを採用しています。しかし徐々に政府の役割は縮小傾向にあり、輸出工業による外貨獲得により世界3位の外貨準備高を達成しました。

太平洋戦争で日本が敗北し、台湾から撤収した後、蒋介石ら国民党の接収などがあり、台湾は危機的な財政状況を迎えました。金融政策で新台湾ドルを発行したり、大陸からの技術移入、アメリカからの資金援助などでその立て直しに成功しました。輸出品の80%が農業物で占められていたのを肥料交換政策によって農業所得を工業資本への転換を図りました。また労働力集中型工業の育成により輸出振興を図った結果、国民生活が安定し、毎年10%の工業成長率を記録しました。

1963年~1972年までの10年間は黄金の10年と呼ばれます。尹仲容、厳家淦等技術官僚による外資導入が決定され、輸出産業振興政策がすすめられた台湾を日米の加工基地とすることに成功し、平均経済成長率が10%を超えていたからです。このころから輸出超過となり、外貨準備高が増加をし始めました。

1997年に発生したアジア通貨危機の際には大きなダメージを受けませんでしたが、2001年からの世界的不況、両岸関係の悪化の際には深刻な影響を受けました。1947年以来ずっとプラス成長を続けていましたが、初めてマイナス成長に転じるほどでした。しかし世界経済が復興に向かうにつれて台湾も復活傾向にあり、2003年から再び緩やかな上昇傾向にあります。

台湾の大企業と、エネルギッシュな中小企業の特徴

台湾には精密機械分野を中心に世界に通用する大企業が複数存在しています。代表的なのは、売上が3兆元を超え、約4000人の従業員を擁する鴻海科技集団(フォックスコン・グループ)です。台湾で最も大きい企業であり、電子機器の受託生産等を行っています。フォックスコングループは世界各国に生産拠点を構えており、電子機器の世界シェアの約4割を占めています。

また、エイサーも世界的に有名な企業です。1976年に設立された企業であり、パソコン等のOEM製造を積極的に展開しているところです。現在、パソコン出荷数で世界2位であり、世界中で同社で製造されたパソコンが使われているところです。エイサーの子会社から出発したBenQも成長を続けており、液晶ディスプレイで大きな世界シェアを獲得しているところです。

最近はソフトウェア関連でも大手企業が現れてきています。例えば、日本でも有名なダイナコムウェアも台湾企業です。同社はコンピュータ用のフォントソフトウェアを開発しており、1993年には日本法人を設立して日本語用フォントも展開しています。
大企業に限らず、台湾には元気な中小企業も多いところです。台湾の人々は起業意識が強く、自営業を含め企業の数は年々増えています。台湾経済部がまとめている中小企業白書によると、2014年の中小企業数は過去最多の135万3049社となっています。このうち新たに設立されたのは9万3968社、サービス業の割合が多いようです。中小企業による売上は日本円換算で約43兆5531億円、前年比で4%以上の成長を見せています。

輸出と発展の要、台湾の自動車産業に見られる特徴とは

台湾は日本と地理的に近い位置にあることから、産業や経済の面でも関わりの深い地域です。特に自動車産業が急速に発展しているということで、世界的にも注目を浴びています。

台湾には自動車部品を製造している企業がいくつもあり、品質の高い部品を作っています。組み立て工場などもあることから、台湾製の自動車が世界各国に輸出されています。国内の企業や個人が自動車を購入するというケースも多く、道路を走る自動車もたくさん見られますが、郊外への輸出がそれ以上に多いということが台湾の自動車産業の特徴です。そして、日本もその輸出先の1つとして位置づけられています。他に中華人民共和国やアメリカ合衆国など、人口が多い国への輸出量が多いです。
また自動車部品を製造するメーカーだけでなく、部品の発注元となる業者もたくさん見られます。自動車を製造するには高い技術力が必要になりますが。現在の台湾では以前よりも教育水準が高めで理工系の優秀な人材も豊富であることから、国全体の産業を支えて行くくらいに成長しています。

特に輸出額について考察してみると、10年前の水準よりも格段に増えており、この傾向は今後も続いて行きます。自動車産業が潤うことで、国や自治体の税収も増えることから台湾全体が裕福な地域になって行くということを意味します。そして、地理的に近い日本では、自動車産業の分野も含めて経済的な連携を深めて行くことが強く求められています。

日台共通?台湾で嫌われる上司の特徴はこんな人

台湾で仕事をすることになり、部下と有効な関係を結び着々と仕事をこなしていくためには、部下により良い環境で働いてもらうことが大切になります。嫌われる上司になってしまうとプロジェクトなどにおいて協力してもらえなかったり、十分に実力を発揮してくれなくなったりするので注意が必要です。

日本とは色んな事情が違いますが、嫌われる上司は共通しています。台湾でも功績を自分だけのものにしたり、失敗を部下のせいにして自分は責任を負わないようだと部下から見放されてしまいますし、自分では何の行動も起こさず何もできないのに、部下には色々口だけ出すのは偉ぶっている印象を与えてしまいます。最初に言っていたことと次にいうことが違う上司も、部下としては付き合いきれません。自分の行動に責任をもって、一貫性のある指示を出すことが重要になります。

関係を壊したくないからと周りに流されてばかりでは頼りなく思われてしまいますから、必要以上に身構えたりしないで有効な関係を築けるように心がけるべきです。台湾ではプライドの高い人が多いため、人前で失敗を注意するようなことは避けるべきですし、残業などもあまり好まない傾向があります。仕事で成果が上がった時にはみんなの前で褒めるようにしたり、部下を信用してある程度の裁量権を与え、仕事にやる気や充実感を感じてもらえるようにすると良いです。慣れないうちは上司であっても色んなことを聞き、学び取っていくようにすれば交流も生まれ協力を得られやすくなります。